空間そのものをターゲットにしたAR

Vuforia Area Targetを利用して部屋の中にAR表示してみました。


ARというとポスターや印刷物にスマホをかざして...というスタイルや、ポケモンGOのように目の前の風景にCGが出るというものを想像することが多いと思います。前者はイメージトラッキング、後者はインスタントトラッキングと呼ばれます。今回ご紹介するVuforia Area Targetも部屋の中にARが表示されるためインスタントトラッキングと同じように見えますが、インスタントトラッキングは任意の場所にAR表示をするもので、Area Targetは空間の特定の場所にAR表示をするというところに違いがあります。今回は実際にArea Targetを使って部屋の中にAR表示させてみます。

 

まず、AR表示する部屋はこのような部屋です。弊社のゲストスペースになります。ここにクルマを置いてみたいと思います。

はじめに行うことはこの部屋のスキャンです。部屋のスキャンには専用の3Dスキャンカメラ(Matterport, Leicaなど)を使うか、iPhone 12 Proや、iPad Proなど、LiDAR付きのiOS端末で利用できるアプリ(Vuforia Area Target Creator)が使用できます。ここでは、iPad Proでアプリを使用してスキャンしました。具体的にはiPadを持って部屋をぐるぐると回りながら全体を取得していく操作になります。

iPadから取り出したスキャンしたデータは次のようなものになります。

ガラスのように透明な部分、暗い部分、遠い部分は取得できませんのでずいぶん荒いデータに見えますが、部屋の特徴的な部分を捉えるためには問題ありません。このスキャンデータをUnityに取り込んでAR表示物を配置します。

ここでは、左にクルマ、真ん中のモニターに合わせてビデオ、右側に猫を配置してみました。

さて、このように準備したアプリで実際に部屋にAR表示させてみます。クルマを表示させるだけでなくクルマの中にも入っていくことができます。

Area Targetは部屋の中の特定の場所にAR表示可能なため、部屋の案内、展示会等の展示物の解説、配置シミュレーションなど、さまざまな用途に使用することができます。

サイバネットでは、このようなコンテンツの作成のお手伝いも可能ですので、ご興味がございましたらお気軽にお問い合わせください。

 


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