Wikitude SDK 9.2がリリースされました

新機能: 3Dモデルオブジェクトトラッキング

Wikitude SDK 9.2を使用して、3Dモデルファイルを用いた高性能なオブジェクトトラッキングARを作成できます。
Wikitudeは最新かつ最高のAR機能を実装するために2-3か月ごとにアップデートし続けています。
今回のWikitude SDK 9.2リリースでは、要望の多かった新機能や、いくつかの製品改善やアップデートが導入されています。
Wikitude SDK 9.2ハイライト
  • 新機能: 3Dモデルオブジェクトトラッキング(ベータ)
  • 新機能: アライメントイニシャライザー
  • クラウド認識の改善
  • イメージトラッキングの改善
  • Unity Editor内の点群レンダリングの改善
  • OpenSSLのアップデート
サブスクリプションユーザーは無償でアップデートしていただけます。

Wikitude SDK Expert Edition 9.2

Unityで使用可能な高度なAR機能

Wikitude SDK 9.2 Expert Editionの機能一覧

  • 3Dモデルオブジェクトトラッキング(ベータ)
  • アライメントイニシャライザー
  • ハイエンドイメージトラッキング(単独、複数)
  • シリンダートラッキング(単独、複数)
  • クラウド認識 v.2
  • Unity Editor内の点群レンダリングの改善
     全般的な改善と追加機能: 色とポイントサイズの編集
  • OpenSSLのアップデート
     暗号化ライブラリの更新によって通信のセキュリティ強化
  • マルチトラッカー
    イメージ、オブジェクトARを一つのAR体験で

Expert Edition 9.2の新機能と改善点

 

3Dモデルオブジェクトトラッキング(ベータ)
※この機能を試すためにはWikitude社の審査が必要です

 

Wikitudeのオブジェクトトラッキング技術は、デジタルコンテンツを実世界のオブジェクトにシームレスに
重ね合わせて貼り付ける必要がある場合に選択されるAR機能です。
Wikitudeは、3Dモデルを使用した新しいオブジェクトターゲット入力方法のベータ版を発表しました。この機能により、より優れた認識と追跡が可能になり、認識可能で追跡可能な物理オブジェクトの範囲が広がります。

 

Wikitudeのオブジェクトトラッキングは、ユーザのデバイスがライブカメラで同等のターゲットを見つけたときに起動します。このターゲットを参照するためのデータは、オブジェクト・ターゲット(.wto)と呼ばれる物理的なオブジェクトのデジタル化されたリファレンスマップです。
今日まで、オブジェクトターゲット参照マップは、画像をソース素材として作成することができました。Wikitude SDK 9.2では、ベータ・テスターは、オブジェクトターゲットのリファレンスマップ作成プロセスの入力データとして3Dモデルを使用できるようになりました。

3Dモデルの入力には .objファイル、CADモデル、その他3Dモデルフォーマットが使用できます

 

3Dモデルトラッキングの利点

  • 複数の入力方法が利用可能: 画像や3Dモデルをソース素材として使用することができます
  • ソース素材は自由に組み合わせ可能: 画像だけ、3Dモデルだけ、または両者の組み合わせを使用できます
  • トラッキング可能な物理オブジェクトの範囲が広がる: 3Dモデルを入力とすることで、特徴の乏しいオブジェクト、
    反射のあるオブジェクト、質感の低いオブジェクトにも適用できます
  • トラッキング性能の向上: 3Dモデルはリファレンスマップを拡大し、トラッキング性能を向上させる可能性があります

Augmented reality tracking guide(英語)もご参照ください。

 

イメージまたは3Dモデルの選択

 

3Dモデルをリファレンスマップの入力に使えるようになったことで、Wikitudeはのターゲットに

対する選択肢が広がりました。

開発者の視点から見ると、両者のアプローチ(イメージと3Dモデル)はそれぞれ利点があります。

それらをまとめます。

イメージから生成 3Dモデルから生成 
 参入障壁が低い:普通のスマホの画像で十分

 3Dモデルは、オブジェクトに関する正確な情報を提供します

3Dモデルがないオブジェクトをサポート

色の異なるオブジェクトにも対応可能

すぐに試せる

表面が均一で反射部の多いテクスチャのないオブジェクトにも対応可能

リファレンスマップは画像を追加して簡単に拡張可能

既存のCAD/CAMワークフローへの統合が容易

同じオブジェクトの見た目が異なる"バージョン"を持たせて認識精度を向上させられる

光の変化に強い

ユーザーが目にするものに非常に近い視覚情報から生成します

オブジェクトターゲットを生成するために、実際のオブジェクトが存在する必要はありません

大きなシーンもこのアプローチで簡単にカバーできます

完全な360°オブジェクトを利用できますが、アクセスが困難なオブジェクトには難しい場合があります

 

3Dモデルベーストラッキングのベータテストプログラム

 

すでに3Dモデルをお持ちで、ARの経験があり、3Dモデルベースのオブジェクトトラッキングにご興味のある方は、ベータテストチームに加わることができるかもしれません。選ばれたパートナーには、テスト用に個別にカスタマイズされたオブジェクトターゲットリファレンスマップが無料で提供されます。

 

アライメントイニシャライザー

 

Wikitude SDKはユーザーが任意の角度と距離からオブジェクトを認識できるような自動初期化プロセスを提供しています。

SDK 9.2では、オブジェクトを認識するためにデバイスを特定の(通常は理想的な)視点から向けるように誘導するアライメントイニシャライザーと呼ばれる代替プロセスを導入しました。

 

 

アライメントイニシャライザーの利点

 

  • 認識しにくいオブジェクトに対しても利用可能:オブジェクトのテクスチャがはっきりしなかったり、泥やステッカーなどでテクスチャの信頼性が落ちている場合があります
  • 対象物を認識してトラッキングを開始する理想的な位置へ誘導します: このガイドによって、ユーザーがどこから端末を向ければよいかが期待されているのかを伝えるのに役立ちます。アライメントイニシャライザの実際のUI実装は開発者が自由に選択することができ、アウトラインを表示するものから、ユーザーが操作できるレンダリングされた3Dビューを表示するものまであります

アライメントイニシャライザーのサンプルアプリを試す

Wikitude SDK Expert Edition 9.2をダウンロードしてSTOPの交通標識に対してアライメントイニシャライザーを適用するサンプルをお試しください。

※日本の標識とは異なります

 

ハイエンドイメージトラッキング(単独、複数)

 

SDK 9.2でイメージトラッキングを使用する場合、ARスキャン中に手の動きが短く素早い場合でもトラッキングの安定性に優れていることが期待できます。ARCore/ARKitが存在する場合、SDK 9.2ユーザーはイメージターゲットのトラッキングをより安定させることができます。

 

シリンダートラッキング(単独、複数)

 

SDK 9.2ではARCore/ARKitが使用可能な場合のシリンダーターゲットのトラッキングの安定性が向上しました。

 

Cloud Recognition v.2

 

前回のリリース(SDK 9.1)では、利用者がCloud Recognition v2.0で最大1100倍速の画像ターゲットアーカイブを生成できるように、新世代のオンライン画像追跡機能が導入されました。

SDKとサーバ間のデータ通信を調整した結果、Cloud Recognition v2.0を使用して、画像ターゲットを2倍の距離から認識できるようになりました。

大規模な画像コレクションに命を吹き込み、新しいWikitude Cloud Recognition v2.0の強力な機能とアップグレードされたパフォーマンスで作業してください。

 

Wikitude SDK Professional Edition 9.2

JavaScript、Unity、Cordova、Xamarin、Flutter、Native APIで開発するための従来からの拡張現実機能

 

Wikitude SDK 9.2 Professional Edition機能一覧

 

  • ハイエンドイメージトラッキング(単独、複数)
  • クラウド認識 v.2
  • Unity Editor内の点群レンダリングの改善
    全般的な改善と追加機能: 色とポイントサイズの編集
  • OpenSSLのアップデート
    暗号化ライブラリの更新によって通信のセキュリティ強化
  • Flutter 1.17へのアップデート
  • GeoARトラッキング
  • インスタントトラッキング
  • オブジェクトトラッキング

Wikitude SDKのダウンロード

Wikitude SDKのダウンロードはこちら、またはWikitudeのサイトから行えます。3Dモデルベーストラッキングのベータ版申し込みに関しては現在準備中です。

 


MicroAVSの機能紹介や体験セミナーのご案内など、詳しくは製品Webサイトで!