実は結構すごいことなんです。
2年前にデビューしたオブジェクトトラッキング(3次元物体認識と追跡)は、この2年で大きく進歩しました。このことを示すために、Wikitudeは、ラジコンカーのARデモを作成しました。このデモでは、オブジェクトトラッキングの信頼性だけでなく、革新的な同時ARトラッキング機能も紹介します。
ラジコンCarrera® カーレースARデモ
レーサーの目標は制限時間内にARのトラックをはみ出ることなく2ラップ完了することです。
どれが本物でどれがARでしょうか?
ARデモの解説
実世界のラジコンカーとデジタルコンテンツとのインタラクションは、Wikitudeのオブジェクトおよび、イメージトラッキングをARKitやHoloLensの位置追跡機能を統合して実現しました。

Wikitude オブジェクトトラッキング
オブジェクトトラッキングターゲット:Carrera社のラジコンカー
オブジェクトが検出され正確に追跡できます。インタラクティブな機能として、ラジコンカーの位置や速度、動きによって次のようなエフェクトが表示されます。
・オブジェクトが追跡されているときに青いターゲットを表示
・停止している時に排気ガスを表示
・走る方向と速度に応じて反応する炎を表示
・アスファルトにタイヤ跡を表示

Wikitudeイメージトラッキング
イメージトラッキングターゲット:Start/Finishラインの画像
ARのレーストラックを適切な場所に配置する重要な役割があります。
Finishラインボードにはラップタイム等も表示されます。

外部位置トラッキング
このデモではARKitとHoloLensの位置追跡機能が使用されました。ただし、ARCoreやWikitude Instant Tracking SLAM技術など、他の位置追跡プロバイダーも使用可能であることに注意してください。
ARKit位置トラッキング:ARレーストラック
AR表示されたレーストラックや他の要素は、現実のアスファルトの上で安定して表示されています。

Microsoft HoloLens位置トラッキング
WikitudeはMicrosoft HoloLens 1デバイスに最適化されています。このデモではレーサーがリアルタイムに可視化されたARを見ることができます。

インタラクティブなAR要素
画像内に見られるように、レーストラックには、トラック外にタイヤ、旗、標識などの一連のデジタルコンポーネントが追加されています。

同時に実行されるAR機能
このデモではすべてのARコンポーネント - オブジェク(ラジコンカー)、イメージ(Start/Finishライン)が表示され、位置トラッキングにより追跡されており、すべてが同時に処理されています。。ラジコンカーが通り過ぎる時にトラックのフラグが緑色に変わるところを確認してください。

360°オブジェクト+イメージ+位置トラッキング
トラッキングとAR表示はどのアングルから見ても安定して持続的に表示されています。

おことわり
このデモは現在リリースされているSDKとは別に実装された実験的試みです。現時点ではオブジェクトトラッキングとイメージトラッキングを同時に使用することはできません。
AR-VRソリューションやセミナーのご案内など、詳しくは製品Webサイトで!